横浜の未来に希望をつくるのは私たちだ!~政治を市民の手に取り戻す~

新藤宗幸先生と横浜未来アクションのメンバー(都内スタジオよりzoomで配信されました。)

2月7日、新藤宗幸さん(千葉大学名誉教授)を講師に迎え、オンライン学習会「大事なことは市民・地域が決めたい」が開催されました。

新藤先生のお話は、直接民主主義と代議制(間接)民主主義のおさらいから始まりました。
「市民一人一人の意見を政治に反映させる直接民主主義は、人数が多すぎて議論する場が持てないこともある、だから、選挙で代表者を選ぶ代議制を人間の知恵で作り出した。ゆえに選ばれた政治家は、主権者である市民の意見を政治に反映させなければいけないし、選んだ市民は政治家が何をしているか目を光らせて、いつでも解任できるのだと言い続けなければならない。そして、代議制(間接)民主主義は中身を透明にしていないと市民の意見を反映することができなくなる。」
(その通りです!)

それなのに「お供物(票)-ご利益(地元利益誘導)政治」が当然のごとく行われるのは、ご利益を求める市民にも責任があると思います。

カジノ・IR誘致は、市長や市会議員の選挙の後に宣言され、市民の意見を反映させる機会がありませんでした。
パブリックコメントでは過半数がIRに反対しているのに、市長と議会がこれを無視して推し進める姿は、代議制民主主義の機能不全と言わざるを得ないと思います。
直接民主主義の住民投票条例制定のための、20万人の署名を議会が否決して握り潰せるという事態によって、住民投票制度の矛盾も露呈しました。

新藤先生からは、選挙と合わせて住民投票を実施する海外の事例も紹介いただきました。
「本来、住民投票は議会の決定と対峙させるべきもの。知恵を出し合い、ローカルルールをつくっていこう!」と、エールもいただきました。

私たちは主権者です。横浜市の将来を左右する重大な2021年に、手をこまねいてはいられません。力を合わせて市民の手に政治を取り戻さなくては!

吉野 歌代子

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