2021年を迎えて〜市民社会を強くする〜

 2020年、世界を襲った新型コロナウイルスのパンデミックは、社会のありようを一変させました。
コロナ禍は、国の内外問わず格差を拡大させ、医療や福祉といった社会保障制度の脆弱さも露呈しました。
自国第一主義ではこの危機を乗り越えられるはずもなく、
パンデミック対策から地球規模の食料問題や環境、平和をも包含する連帯と協調の時代へのパラダイムシフトが求められています。

 働き方や暮らし方が大きく見直される中で、人々の不安や困りごとに寄り添うめにために、私たちは生活者の声を聴くことにこだわり、暮らしへの影響調査や、産前・産後ヘルパー支援事業所へのアンケート、介護事業所・従事者へのアンケートなど、福祉現場の皆さんと連携し調査に取り組みました。また、フードバンクの活動に学ぶミニフォーラム は、食をめぐる新たな市民活動「フードシェア青葉」の立ち上げにつながりました。
まさに、地道な活動を積み重ね、実践から制度をつくるローカルパーティの役割を再確認できた1年となりました。今後も、市民の議席を生かし政策提案につなげていきます。

 コロナ禍の中でも、着々と進められているカジノ・IR誘致を巡っては、その是非を住民投票によって明らかにすることを求め直接請求運動を展開しました。いよいよ、明日市会において住民投票条例案の審議が行われますが、この間の経験は、必ずや市民社会を強くする力になると確信しています。
 2021年は、選挙イヤーでもあります。横浜市長選挙、並びに、衆議院選挙に向けても、一層の政治参加を広げ、暮らしと政治を繋ぐローカルパーティの役割を果たしていきます。