出会い集える場所に~定期総会とフォーラムを開催~
3月25日。ネット・青葉「第33回 定期総会」を開催しました。
2017年度の活動を振り返るとともに、2018年度の活動方針を決定しました。
今年は2019年4月の統一地方選挙に向けて進んでいく年です。
改めて、神奈川ネットワーク運動の原点である、「政治は市民の議題を解決するための道具」であること。そして「自分の望む暮らしを参加型で作っていく」ことを、政治や社会に関心を寄せる市民、若者に伝えていきます。
総会後は、2018年4月にオープンする横浜北生活クラブ生協の新拠点「くらしてらす」について、新たな拠点づくりに関わってこられた皆さんにお集まりいただき、「くらしてらすから始まるまちづくり」についてお話をいただきました。
くらしてらす1階は市が尾デポー、2階はピッピみんなの保育園、3階は組合員スペース、屋上には太陽光発電所が開設されます。
くらしてらすの各事業は、ワーカーズ・コレクティブメンバーが運営します。
横浜北生活クラブ生協理事長・安永寿子さんからは、FEC+Wの自給圏づくりについてお話をいただきました。
FEC+Wとは・・・ |
F=Food(食) E=Energy(エネルギー) C=CASE(ケア・たすけあい) W=Work(ワーク・働く) |
市が尾デポーには、お惣菜コーナーや焼きたてパンなど、魅力的なイートインコーナーがあり、保育園には理由を問わない預かりの場「一時保育ルーム」や「子育て支援スペース」があります。
また、3階スペースも地域に解放された場として設計されており、組合員だけに留めない「出会い、集う」場として、それぞれの工夫があります。
屋上には太陽光パネル・蓄電池を設置することで自然エネルギー自給率100%をめざし、「生活クラブでんき」と契約して自家消費型の太陽光発電所を開設します。
有事の停電の際にはその名のとおり、地域の方々の「暮らしを照らせる場所」を目的としているそうです。
新拠点は、まさにFEC+Wの自給圏づくりの拠点!ワクワクします。
2階の保育園を運営する「ピッピ・親子サポートネット」の友澤ゆみ子理事長からは、ピッピ・親子サポートネットのこれまでの歩みと共に、今回オープンする「ピッピみんなの保育園」の概要紹介がありました。
働いていてもいなくても預かれる「一時保育」にこだわり、乳幼児からお年寄りまでともに育ちともに暮らす場をひらくこと。
そして、生活困窮者自立支援事業への協力や、就労支援の場の提供のあり方についても、お話をいただきました。
市が尾デポー店内キッチンで惣菜・弁当を製造、販売するワーカーズ・コレクティブ「ミズキャロットすすき野ブランチ」の奥本直子さんからは、目の前のニーズに向き合うことから広がった事業や、くらしてらすで新たに展開される事業についてお話いただきました。
「手作りの味を何よりの食育と考える」「配食訪問時での会話やふれあいが相手の生活の彩りになる」など、コミュニティワークの価値や信頼関係を大切にしたチャレンジを重ねる取組みに、参加者から感嘆の声もあがりました。
最後にネット・青葉 青木マキ市議より、「自然エネルギーで暮らす未来へ」と題し、パワーシフト率の現状や、これから未来に向けてのエネルギーのあり方についてのお話をしました。
パワーシフトのパワーとは、エネルギーだけでなく「権力のシフト」でもあるということに共感を感じ、今後の更なるエネルギー政策に繋げたいという強い意思を示しました。
私たちネット青葉も、「くらしてらす」から始まるまちづくりにコミットし、その活動が豊かに広がるために必要な政策制度を提案できるローカルパーティでありたいと思います。