市民政治を諦めない

1月8日に開催された横浜市会臨時会の様子。採決は押しボタン方式で行われました。

1月6日、横浜市会臨時会が開かれ、市民の直接請求を受けた「カジノの是非を問う住民投票条例案」が提案されました。
質疑の中で市長は「代表民主制が完全に機能している横浜市において、住民投票は必要ない」と発言しましたが、署名に込められた民意を軽視する姿勢と言わざるを得ません。

法定署名数の3倍以上となった有効署名193,193筆(全市)の「カジノ誘致の”YES or NO”は市民が決める!」と言う市民の意思は、未だ揺るぎないものであり、市長の答弁や否決に賛成する議員の意見は、到底納得いくものではありません。

7日の政策・総務・財政常任委員会では、請求代表者による意見陳述が行われ、条例制定の意義が述べられましたが、その声も届かず賛成少数で条例案は否決。8日には本会議でも否決され、住民投票の実現は叶いませんでした。

横浜市は今後、IR事業者を公募・選定し、事業者と区域整備計画の作成を進めていくとしていますが、ギャンブル依存症対策や治安維持の対策はまだ不明瞭です。何よりも、厳しい状況にあるカジノ産業に未来を委ねることには賛成できません

ネット・青葉は、多くの皆さんと共に挑み、市民政治を広げた経験を糧に、諦めることなく次のアクションにつなげていきます。

2021年1月13日(水曜日)まで、「神奈川県ギャンブル等依存症対策推進計画(仮称)」素案の意見募集が実施されています。こちらもぜひ、ご覧ください。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/nf5/pub/c1685707.html

区別の採決態度一覧。唯一青葉区だけは賛成が上回っています。