相次ぐハマ弁業者の食品事故〜原因究明と実効性のある最初防止策を!

横浜市の「ハマ弁」は、生徒保護者の事前注文により調理製造業者から届けられる選択制中学校給食です。2021年から現在に至るまで、食品事故が相次いで報じられています。特に、2023年に起きた粉ふき芋調理中にタバコの吸い殻が見つかった事故は、大きな問題を孕んでいるにも関わらず、横浜市は原因不明のままに対策防止策の発表を行いました。横浜市はハマ弁業者と委託契約を交わしていますが、ハマ弁業者が独自に契約している業者も複数あり、原因究明や責任を問うことに複雑さが生じていると言えます。一方で、2026年には金沢区の横浜市の事業用地に工場を新設し28000食を配食するという計画も進んでおり、重大事故はもちろんのこと、1件のヒヤリハットの裏に潜む事故の対策を入念に行わなければなりません。こうした課題認識から、7月31日にハマ弁に関する事故の報告文書の開示を求めて、地域で惣菜事業を展開するメンバーとともに情報公開請求を提出しました。再発防止に向けて、事故発生要因や背景を突き止めた上で、作業プロセスの改善やマニュアルやチェックリストの見直しなど実効性ある対策を求めていきます。文書開示を待って、改善提案に取り組んでいきます。