カジノ・IR事業を推進しないことを強く求め一般会計予算に反対
3月24日、横浜市会で2020年度予算案が可決
採決に先立って、平田行くよ市議が登壇し、一般会計予算案に対する討論を行いました。
予算審議を通じ、子育てしやすい街づくりや、介護の社会化、環境の保全と防災やエネルギーの視点から議論を重ねて来ました。とりわけ、子育て支援施策の前進については一定の評価をするところです。
認められないカジノ・IR事業費
横浜市の2020年度一般会計予算には、カジノ・IR事業費4億円が含まれています。今後、横浜市は、実施方針、事業者選定、区域整備計画の策定と具体的な事業が急ピッチで進めようとしています。
林市長は、人口減少にシフトし、 生産年齢人口の減少とともに老年人口も増加していくな中で、セーフティネットを維持していく方策の一つとしてもIRが必要だと主張しています。しかし、カジノ・IR誘致については、反対意見が多くあり、また、期待される経済効果の裏付けや、社会的コストなども明らかにされないままです。
持続可能な環境と社会を未来に残す
「SDGs未来都市」とは、まさに環境と福祉と経済が共に循環する都市だと考えます。カジノ・IRに財政的な支えを求め、オリンピックや国際園芸博覧会といった大規模なイベントに経済効果を求めることには、持続可能性を見出すことはできません。社会課題はますます多様化・複雑化していきます。そのニーズに市民と共に知恵と工夫で応えていく。その地道な営みが住みたいまち、住み続けたいまち、市民の安心安全につながっていくと考えます。
以上の視点から、カジノ・IR事業を推進しないことを強く求め一般会計に反対を表明しました。