暮らしに引き寄せて考える「災害廃棄物」の処理

横浜市は、環境省からの災害廃棄物の広域処理要請を受けて、2019年台風19号の被害を受けた宮城県丸森町の可燃ゴミを、被災地支援の一環として都筑工場で焼却することを決めました。

私たちは、これを一つのきっかけとして暮らしに引き寄せて、1月21日に「災害廃棄物を考えるミニフォーラム」を開催しました。

まずは、平田いくよ市議より、災害廃棄物受け入れをめぐり、資源循環局からの説明や、受け入れに至るまでの概要資料が配布されました。

※参考資料※<全36ページ・ファイルサイズ:14.5MB>
令和元年第4回定例会 温暖化対策・環境創造・資源循環委員会記録

今回の大災害では、横浜市が廃棄物の処理要請を受け入れる、言わば支援を行う形となりました。しかし、昨今の異常気象により、大災害が繰り返し発生する可能性も踏まえれば、いつ何時、横浜市が他自治体に廃棄物の受け入れを要請する立場となるかもしれません。
そういう事態も想定しながら、私たちの生活と切り離すことの出来ない、廃棄物との向き合い方について、話し合うこととなりました。

人体に有害な物質は、放射能だけに留まらず、アスベストや化学物質等、さまざまなものがあります。自然を汚さない、ゴミをなるべく出さない暮らしは、「大量生産・大量消費」の現代社会において、なかなか難しいところでもあります。

そして原発事故以降、私たちはこれまでの価値観を大きく転換することを迫られ、暮らしにも様々な変化がありました。
原発事故由来の放射能汚染に対する考え方は、個人さまざまであり、何を根拠としてどう捉え、生活に気を付けるべきなのか。
原子力によらない電源構成や、二酸化炭素の排出など環境負荷を抑えて、持続可能な自然エネルギーを調達する電力会社を選ぶことも、将来を見据えたひとつの手段であることなど、様々に意見交換を行いました。

最後に、ネット・青葉事務所の近隣公園に出掛けて、空間放射線量測定器を使い、身近な場所で実際に測定をしました。
青木マキ前市議のサポートで、機械の操作や測定のしかた、数値の記録まで学びました。

私たちが日々暮らす中で、未来を見据えて出来ることからはじめたい。
最初は小さな一歩かも知れませんが、そんな意識が1人ずつでも拡がいけば、社会は確実に変わって行くはずです。そう信じて、今年も元気に活動します!

☆ネット・青葉では、市民の政治参加を目的とし、随時ミニフォーラムを開催しています☆