第2回かながわの朝鮮学校交流ツアーへ参加しました

トブロツアー“出会いませんか?朝鮮学園の子どもたちと”に参加しました。
朝鮮学校は神奈川に5校あるそうですが、多くの市民にとって近い存在ではありません。

まずは授業参観。中級(中学)3年生の歴史の教室を選びました。
生徒は16人。先生は絶え間なくこどもたちに質問し、
「オリンピックが始まったけど観ましたか」と聞かれた男子は、
「コナンを観ていました」。
母国語なので参観者は「??」ですが、
先生が時々日本語を入れてくださり、
“自分は社会でどう生きて行くか”という授業だったようです。

将来、何をしたいかと聞かれ、
「お金持ちになって民族文化を守りたい」
「社会科の先生になりたい」
「科学を学んで核兵器をなくしたい」
「ソヘグム(民族楽器)の奏者になりたい」
と、フレンドリーで楽しい授業の中で、しっかり自分の意見を述べていました。

体育館に移り、日本と朝鮮学校生4人のリレートークでは、
「差別をするのは相手を知らないから」
「無関心が差別を生んでいる」
と、彼らは積極的に交流しようとしていました。

オモニ会のお母さんたちの温かいスープをご馳走になり、
民族楽器チャングも叩かせてもらい、素敵な一日でした。

梅原真理子

朝鮮半島の代表的な打楽器「チャング」