特別支援教育に対する保護者の声

4月24日神奈川県民サポートセンターで「ありんこの会」(横浜市情緒障害通級指導教室に通う保護者の会・当日参加約50人)の方々と、市・県の教育委員会が意見交換する場に参加しました。若林県議・丸岡市議がコーディネートし、県と横浜市が一同に会したことで、子どもたちが小・中・高と進んでいくなかでの課題の共有ができました。
 横浜市に対して参加者から、在籍校における特別支援の充実、小・中学校の通級指導教室の増設、特に中学での障害の理解を進めること、県へは、県で行っている特別支援はどのようなものか、県立高校のサポート体制はどうか?などの質問が出されました。
 市は自閉症の理解をすすめる全体研修をはじめ、特別支援教育コーディネーター、児童支援選任、管理職等への様々な研修も行っているとのことでしたが、現場の認識とは違いがありました。県は開口一番「相談窓口は藤沢にあります」といわれ、横浜市は遠い存在なんだと感じました。保護者の関心の高い県立高校の入試について「問題用紙や解答用紙の文字の大きさなど配慮をしてほしい」などの声もありました。
 今回、ありんこの会では726人の保護者を対象にアンケート調査(回答426人)をし、40頁にもわたるデータを集めました。これは現場や当事者の声がわかる貴重なものです。ぜひこの集計・事例集を活用し、子どもたちがいきいきとした学校生活を送れるように共に提案していきます。 (霜山恵子)