現在、月一の会は、コミュニティカフェ「Cafeあぷりこっと」を運営し、地域社会との繋がりを通じた若者の自立支援に取組んでいます。「cafeあぷりこっと」の取組みは、神奈川県の「ひきこもり等青少年自立支援事業」にも選定されています。
梅山さんが活動を始めた20年前は、今とは違い大学を卒業すれば就職が可能な時代であったと思います。今は大変厳しい時代を迎えました。
梅山さんが関わってきた「よこはま若者サポートステーション」で、多い時には一日70人の相談を受けていたそうです。
引きこもりの特徴として、20年前とは明らかな違いを感じるとのことで、高学歴であっても就職活動も行っていない若者も多く、やりたいことがみつからない、自信がない、何をしたらいいのかわからないといった状況が見られるとのことです。
不登校も低年齢化しており、不登校を乗り切って頑張って登校し始めても、今度は就職のときに引きこもってしまうという事例も多いそうです。
若者の定義は40歳までとのことで驚きました。親としては4年〜6年ぐらい、温かく見守ることが肝心とのアドバイスもいただきました。
親に経済力があれば、子どもの生活を支えることができますが、
これからの親世代は子供を養えるほどの経済力を保てるのだろうかという不安の声も聞かれます。
雇用する側の理解も必要であり、訓練としての就労先を増やしてほしいという訴えもありました。(須賀隆子)