センターでは下水処理汚泥の焼却処理をしており、その灰の放射能汚染について、近隣住民から不安の声がネット青葉に寄せられました。そこで、周辺の放射線量を測定すると共に、どのように処理灰が扱われているのか調査することとしました。
当日は、汚泥処理施設の中や外を測定器を持ちながら見学し、担当者から話を聞きました。最も高い値を示した焼却灰は処理袋に詰められ、焼却棟の地下部分に保管されています。職員も含め近づかないことになっており、周辺の放射線量を測定することはできませんでした。担当者によれば、袋の側での放射線量は1μsv /hを超えるそうです。
建物の中の測定値は、ほぼ平常値、建物の外のアスファルト地表面近くは、0.10μsv/h以上を示し、これが何から由来するのかが気になるところです。この処理場は、環境アセスメント法施行以前の1977年に建設された古い施設で、煙突の高さが25mと低く、またフィルターも設置されていません。
今後も周辺の測定を継続するとともに、県境にある施設であることから町田生活者ネットの方たちとも連携し、適切な対応がされるよう問題提起していきたいと思います。