介護保険制度見直しの問題点を出し合い、次の改正に意見反映させたいと、横浜北部福祉ローカルユニット主催でミニフォーラムを開きました。福祉の現場に関わっている人たちが30人を超えて集まり熱い意見交換となりました。
まず、コーディネーターの若林智子市議から介護保険見直し の概要と現在の状況について問題提起があり、28の団体 が参加しているユニットの各事業の現場から報告があ りました。訪問介護と居宅の現場からは、改定後の事務 手続きの煩雑さと定額制の問題点が提起され、
「サービ スの中身はかわっていないのに枠だけが変更されるな ど、現実のニーズと合っていない」配食からは「要支援の 人にこそ必要なサービス、住宅地の中には買い物をする
所さえない地域もある、机上の制度改正としか思えな い。」デイサービスからは認定の仕方への疑問が投げら れ、グループホームからは「在宅でありながら在宅の サービスが使えない、リハビリに必要な介護用品は全て 自己負担の現実、今の制度では利用者が困って、情報を 得たい時トータルにつかめない問題点がある。」介護用 具事業からは「自立を支援するそのものなのに改定に よって制限された。 「介護の負担は長くつらいもの、だか
ら、こころを抜かずに手を抜いて!”」と思いに溢れた報 告におもわず頷きました。
必要性が納得できない「情報公表制」と「第3者評価」は 共通の問題、会場からも“私にも言わせて”と発言が相次 ぎ介護保険の現状に現場はみんな怒っていました。あらためて、現場の声をもとに運動を進めていきたいと感じました。
(横浜北部福祉ローカルユニット代表 梅原真理子)