たとえば区内荏田西にあるピッピ保育園では二〇〇六年度の一時保育の利用人数はのべ三〇〇〇人を超えました。
この利用の理由の六〜七割は、週二〜三日の仕事です。週四日以上の入園要件に当てはまらない仕事のための保育サービスが
必要とされているのです。
町田市・川崎市との市境で起こっている問題
一方、町田市との市境にお住いの方から、近くの認可保育園がいっぱいで通勤途中の東京都の認証保育室にお子さんを入れたら
市の補助が受けられない、自治体間の補助の行き来はできないの?という声が寄せられました。
認可保育園の場合は、どこの保育園を使っても補助を受けられますが、「横浜保育室」注①や「東京都認証保育室」のような自治体独自の保育園では、
居住地外の方は補助を受けられないのが今の制度です。同様の問題が川崎市との市境に近い横浜保育室からも寄せられています。
柔軟な制度を、青葉区から提案
働きながら子育てすることを応援するには、利用者が「どこで、どんな風にサービスを受けたいか」選ぶことを保障することです。
画一的な待機児対策ではなく、育児保険制度などを視野に入れた柔軟な補助のしくみを導入することが必要です。
子育て世代の多い青葉区から、子育てと仕事の両立支援に先駆的に取り組む意義は大きいと考えます。
新たな制度づくりに向けてみなさんの声も、ぜひお聞かせください!
注①「横浜保育室」:「横浜市独自の基準に基づき補助金を受け運営される保育制度。他では認証保育所(東京都)、
認定保育施設(神奈川県)などがある。
以上:現在、地域配布中のネット青葉リポートNo.91に掲載記事から抜粋
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