あざみ野ぶんぶんプロジェクト・「お母さん版エネルギー基本計画」について伺いました
あざみ野ぶんぶんプロジェクトの北原まどかさんをお招きしてトークサロンを開催しました。
北原さんは、3.11を機にエネルギー政策を女性の視点で捉えなおすことで、持続可能で未来世代に負担をかけない新しいエネルギー社会がつくれるのではないかと、あざみ野ぶんぶんプロジェクトの活動を開始されました。
鎌仲ひとみ監督の映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の自主上映会を契機に、月-度の学習会も主催し、市民の立場からエネルギー問題について学び、考え、対話、共有し、行動に移していくプログラムを実践されています。
その活動から、生活者の声を反映した「お母さん版エネルギー基本計画」が生まれました。お
母さんとは未来世代に対して責任を持ち日々を生きる生活者の総称とのことです。
国のエネルギー政策、GDPと電力需要の相関関係、地球温暖化と化石燃料等についての学び中から議論を重ね「生活者のためのエネシフTIPS」という解決策が浮かび、できることから行動に移されています。
ワークショップでは「我が家の電気を知ろう」と、家庭にある家電の電力使用量を考えながら、総量を削減するための暮らし方を議論しました。「家庭でもプチ・デマンド・コントロール」といった様々な工夫も教えていただきました。
エネルギーを切り口に、一人ひとりが、自らの目指す未来や、どのようなエネルギーの未来をつくっていくのかを思い描くことが、まさに自分自身に向き合い、生き方を考えることにつながっています。
北原さんは、これからもぶんぶんし続けるために「チャーミングでありたい」と結ばれました。活動を楽しむ姿勢も印象的で、大変共感を覚えました。
柳橋 小夜子