「このままじゃいけない」安全保障関連法案を廃案に!

 市民の怒りの声の中、「安保法案」が強行採決されました。
 憲法学者の9割、内閣法制局の歴代長官が違憲と指摘する「安保法案」を与党は数の力で押し切りました。
 集団的自衛権の行使を認める要件も最後まで明確ではなく、時の政権の判断に委ねられるという。自衛隊のリスクが高まり、海外で活動するNGOの人たちの危険も格段に増えると言われています。政府が想定するシナリオと、法案によって現実に起こりえると専門家が指摘するリスクは噛み合わないままでした。
 憲法解釈を変えてまで提出する法案が何故、今必要なのか、国民が納得できる説明は全くなされていません。反対の声が日々高まっているのは、安倍首相が言う「国民の平和を守る」法案ではないと気付いた市民が増えてきたからではないでしょうか。

 
 7月18日(土)の午後1時、ときおり小雨の降る中、市営地下鉄センター南駅前広場には、作家澤地久枝さんの呼びかけで、俳人金子兜太さんの“アベ政治を許さない”の力強い文字が躍るポスターを掲げて立つ市民が約50人集まりました。その中に97歳の女性が娘さんと参加、ポスターを持って立たれました。“このままじゃいけない。私も何か行動したかった。”

  神奈川ネットワーク運動・青葉は、民意を無視した強行採決に強く抗議し、市民と共に安保法案の廃案を求めます。